歯ぐきの健康

【白い・赤い】歯ぐきが腫れる原因と対策

歯ぐきに現れる様々な症状

共有

歯ぐきの腫れ

歯ぐきのトラブルの中で最もよく見られる症状は、歯ぐきの赤み、腫れ、そしてブラッシング中の出血です。症状が進むと、歯ぐきの後退、膿性分泌物、歯ぐきの緩み、そしてひどい場合には、歯が抜けてしまうこともあります。大人になってから歯が抜けてしまう原因のひとつは、歯ぐきの問題なのです。

歯ぐきが腫れる原因と対応

歯ぐきは病気や外傷、腫瘍や歯肉炎など、さまざまな理由で腫れの症状を起こします。歯周病などでは、初期段階では目に見える症状が無い場合もあります。それゆえ、定期的な歯科医での検診と初期段階での診断で予防や早めの治療をすることがとても重要です。

歯ぐきに白い腫れがある場合

歯ぐきが腫れるの経験をされたことがあるかもしれませんが、腫 れの色が白いとあまり見慣れない感じがして気になるかもしれません。白い腫れの原因は多岐にわたり、経過観察でよいものから、一刻も早く治療が必要なものまで幅広くあります。それぞれ対策とともにご紹介しましょう。

  1. アフタ性口内炎

    多くのケースは、アフタ性口内炎です。物理的刺激や食べたものによる刺激で痛みが増すようであれば、特に可能性が高いでしょう。アフタ性口内炎が起こる原因ははっきりしていませんが、ビタミンB群の不足が原因の一つと考えられているので、ビタミン剤や、炎症を緩和するステロイド剤を投与するのが一般的です。

  2. 歯の根に膿が溜まったことによるできもの

    深く入りこんだ虫歯の治療や外傷により、歯の神経が死んで歯の根の部分に膿が溜まり、白いできものになる場合があります。

    この場合、根管治療を専門とする歯医者さんでの治療が必要になります。歯医者さんを選ぶ際には、拡大鏡・マイクロスコープ・ラバーダムといった専門機器を備えているかなどもチェックしましょう。

  3. 良性腫瘍

    歯に合ってない詰め物などで慢性的に刺激を受けて丸いできものができる場合、良性腫瘍が考えられます。良性ではありますが、歯並びに影響を及ぼすこともあります。

    根本的治療は外科的切除となりますが、必要性については歯科医師と相談して行いましょう。妊婦の場合、ホルモンバランスの変化でも一時的に生じることがあるので、経過観察となります。

  4. 歯肉ガン

    白っぽくて不定形のできものが次第に大きくなる場合は、歯肉ガンの可能性があります。あごなどに達する前に早期に治療する必要があります。あご骨に達してしまうと、放射線や抗がん剤が効きにくくなります。

    少しでも疑わしいと思ったら、歯科口腔外科のある総合病院に行くとよいでしょう。このような場合、近くの歯医者さんというよりは、口腔ガンを専門に扱う経験豊富な医療機関がおすすめです。

歯ぐきに赤い腫れがある場合

歯ぐきが赤くなったり、腫れたりする場合、大抵は歯肉炎が原因と考えられます。歯肉炎は、歯垢が歯に蓄積してそこに細菌が住みつき、歯のエナメル質を溶かす酸を作って歯ぐきにダメージを与えることで生じます。歯を定期的に磨かない、磨き方がよくない、ホルモン濃度の変化、病気、喫煙などが原因になります。

歯肉炎になった場合、どうしたら改善できるのでしょうか。主な方法は以下の通りです。

  1. 症状が悪化しないうちに歯医者さんに行ってすぐに治療を受けます。

  2. 1日2回ブラッシングをします。毛先を歯と歯ぐきに直角に当て、歯ぐきのキワを中心に小刻みに動かします。ブラウンオーラルB 電動歯ブラシならとても簡単に細かい振動で磨くことが可能です。

  3. フッ素を配合した歯肉炎予防の歯磨き粉や、歯垢を落とす歯磨き粉を使用します。

  4. 歯磨き後に抗菌マウスウォッシュで口をよくすすぎます。細菌が住みつきやすいところをすみずみまでケアします。

  5. 1日1回はフロスをして、歯間の食べかすを取り除きます。

  6. 歯ぐきからの出血がしばらく続いたとしても、以上のケアを続けていきましょう。痛みが強まった、出血が止まらない、という場合は歯医者さんに相談するとよいでしょう。

歯ぐきの問題は予防することができます。定期的に歯磨きとフロスを行い、歯科医で歯と歯ぐきのチェックをしてもらうことで、生涯にわたって自分の歯を使い続けられる可能性が高まります。一番重要なことは、歯垢(プラーク)を蓄積させず、それが歯や歯ぐきの脅威となるのを未然に防ぐことです。